こんにちは!Ziemaです。
予算5万円で古いPCをゲーミングPCとして再生する今回の企画、パーツ選定、組み立てとほぼ順調に進んで来て今回はいよいよWindowsを起動してみます。
ストレージを接続していざ起動
前回EFIの起動画面までは確認したのですが。いよいよ古い方のPCから取り外した起動ドライブ、データドライブを取り付けての起動となります。それでは電源を入れます。エラーが出まくるかと思いましたが、意外にも普通にWindows10の起動画面が表示されました。
しかしことはそう簡単ではなかったのです。
Windows10のWindows updateが出来なかったのがそもそもの原因でした。0%から100%また戻るを繰り返すので、回復ドライブで再起動して、アップデートも削除したところ、Windowsが起動しなくなってしまいました。
再インストール
回復ドライブからのクリーンインストールもできない、仕方なくもう一台のPCで回復ドライブを作ってみたがインストールにひどく時間がかかった。
再インストール後、セキュリティソフトをインストールしようとしたところ、無効なシリアル番号というエラーが発生してアクティベートが出来ません。仕方なくサポートに電話してエントリー情報を変更してもらいました。
回復ドライブ
Webで確認したところ回復ドライブは汎用のリカバリーメディアではなく、PCそれぞれの状態を保存したものだということを知りました。
つまり最初に作った回復ドライブとリニューアルしたPCとではハードウェア構成が全く違うので、リカバリがうまくいかなかったという訳です。
再々インストール
しかたがないのでWindow10 だけ製品版のメディアからインストールして、ライセンス認証のみオンラインアクティベーションを行いました。これならライセンス違反にはなりません。
パフォーマンス測定
Cinebench R15
それでは、お約束のベンチマークです。
測定項目/ハードウェア | 旧PC | 新PC |
CPU | AMD PhenomII 955(3.22GHz) | AMD Ryzen53400G(3.5GHz) |
GPU | GeForce GTX970 | GeForce GTX970 |
OpenGL | 57.32 | 83.14 |
CPU(MultiCore) | 302 | 831 |
CPU(SingleCore) | N/A | 162 |
予想以上のパフォーマンスアップです。OpenGLが約1.5倍のパワーアップ、CPUはMultiCoreで1.75倍のパワーアップ、今までどれだけCPUがGPUの足を引っ張っていたかが分かって驚きました。
実際のゲームで検証
実際にゲームをプレイしてみました。タイトルは
DOOM 2016
TOMB RAIDER 2013
の二つです。かなり古めのタイトルですが、これらを解像度フルHD、描画設定標準でプレイしてみました。
TOMB RAIDERのベンチマーク機能を使ってみた結果はフレームレートは最低202.0fps最大252.0fps平均230.5fpsと出ました。
DOOM 2016に関してはGeForceエクスペリエンスのフレームレート表示でおおよそ平均130fpsという結果になりました。
これらのタイトルをプレイする分には十分ですが、やはり最近のタイトルでパフォーマンスを確認したいところです。
そこでSTEAMで何かないかと調べてみたところ「Ancestors: The Humankind Odyssey」というタイトルのグラフィックがとても綺麗だったので購入してみました。このタイトルにはベンチマーク機能はありませせんが、表示されているフレームレートからみておおよそ60~80fps位というところでした。
タイトル | 平均 フレームレート | 最大 | 最低 | 評価 |
DOOM2016 | 約 130 | |||
TOMB RAIDER 2013 | 252.0 | 202.0 | ||
Ancestors | 約 80 | 約 60 | ||
War Thunder | 130.1 | 103.7 | 29803 |
まとめ
今回のパーツ選定で唯一誤ったのはCPUの選定です、5000円オーバーしても一つ上のRyzen5 3600Xにしたいところでした。
また改めて古いCPUがGeForce GTX970の性能の足を引っ張っていたことが分かりました。
パーツの組み合わせの違いでこんなにもパフォーマンスが変わるとは思ってもいませんでした。
もちろん最新のタイトルをプレイするには若干力不足を否めませんが、CPUの性能を高いものにすればまだまだ使えそうです。
ただ、今後グラフィックカードをGeForce GTX970からアップグレードしたいと考えた時、ひと頃よりは値が下がっているとはいえ必要なコストと「PS5」の価格を比較すると最近ではゲームのプラットフォームがPC/PS4/XBOXという場合も多々あるので、どちらをとるか微妙なところです。
とはいえあなたのPCも5万円の追加投資でPS4クラスのゲームが動くならまだまだ使えるかもしれませんよ、眠らせているマシンがあるならリニューアルをしてみてはいかがでしょうか?

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