Windows10で楽しむWindows 98/XP/7ゲーム(5)DOSBox上級編

こんにちは!Ziemaです。

今回はMS-DOSエミュレーターのDOSBoxとdgVoodooを使ってVoodoo対応ゲームを動かす方法についてJET FIGHTER FULLBURN(以後JET FIGHTER FB)を取り上げて解説していきたいと思います。

JET FIGHTER FBはMS-DOS上で動くコンバットフライトシミュレーターです。VoodooカードのAPIであるGlideを使うことで、640×480の解像度で当時としては高精細なグラフィックを実現していました。

JET FIGHTER FBはMS-DOSベースの16bitソフトなので64bit版のWindows10ではcmd.exeを使っても、インストーラーを起動させることもできないのでDOSBoxを使います。DOSBoxはMS-DOSをハードウェアからエミュレートするソフトでMS-DOSとの高い互換性があります。

それでも、「Voodooカードなんて持っていない」という方がほとんどでしょう。でも大丈夫です。「dgVoodoo」を使うことでVoodooカードがなくても3dfx対応ソフトをプレイすることができます。dgVoodooはGlideをDirectXに変換して出力する機能を持っておりDOSBoxと組み合わせることでGlideゲームをDirectX12で出力します。

ただしオリジナルのDOSBoxはGlideに対応していませんので、必要になるのがDOSBoxのSVN(派生)版である「DOSBox-SVN-Daum」です。

DOSBoxのインストール

今回はDOSBoxのオリジナルから派生したGlide対応のDOSBox-SVN-Daum版を使用します。ダウンロードはこちらから。
ダウンロードしたファイル

setup_win.exe

をダブルクリックしてセットアップを開始します。

NEXTをクリックします。

ライセンス条項に同意します。

インフォメーションに目を通してNTXTをクリック

インストール先を入力します。通常はデフォルトでいいと思います。デスクトップにショートカットが作成されてインストールが終わります。

DOSBoxの設定ファイルの編集

Glide機能を有効にするため隠しフォルダの「user名/appdata/local/dosbox」内にある「dosbox-svn-daum.conf」を編集します。

[sdl]セクションの編集内容

fullscreen=true
fulldouble=false
fullresolution=original
windowresolution=original
output=surface

outputは「surface」に設定しないと画面に何も表示されなくなります。

[dosbox]セクションの編集内容

memsize=63

memsizeは「63」にしないと画面表示が乱れます。

[cpu]セクションの編集内容

cputype=pentium_mmx
cycles=max

CPUタイプは2.0GHzクラスのPCでは「486」か「pentium」をお勧めします。

[pci]セクションの編集内容

voodoo=auto
voodoomem=max

[glide]セクションの編集内容

glide=true
lfb=full
splash=true

splash=trueはVoodooロゴの表示に必要なだけなのでfalseでも構いません

DOSBOXの起動

セットアップしたらDOSBOXを起動しましょう。真っ黒なウインドウが開いたでしょうか?これがDOSBOXの画面です。次にJETFIGHTER FBのインストールを行います。

JET FIGHTER FBのインストール

まずCD-ROMドライブをマウントします。

mount d g:\ -t cdrom

と入力します。「g:」は実際のCD-ROMドライブのドライブレターになります。(

下の画像では「-t cd-rom」になっていますが間違いです。)

仮想ドライブDドライブにG:ドライブがCD-ROMとしてマウントされドライバがインストールされます。

次にJET FIGHTER FBをインストールするフォルダを作成します。D:ドライブにDOSGAMEという名前でフォルダを作ったとします。次にDOSBoxの画面で

mount c d:\インストールフォルダ名

と入力してJETFIGHTER FBをインストールするフォルダをマウントします。D:\DOSGAMEが仮想ドライブCに割り当てられます。

次にDOSBoxの画面で

d: エンター

install エンター

でインストーラーを起動します。

インストール画面が表示されます。

3Dアクセラレーターの選択

SETUP 3D CARD SETUPが画面が表示されます。Diamond Monster 3Dをクリックして選択します。

サウンド設定

次にSETUP SUOUNDをクリックして

AUTO DETECTをクリックします。

CONTENUEをクリックします。

SoundBlaster 16-16bitが検出されます。

TESTをクリックします。セリフが流れればOKです。

BGMの設定

SETUP MUSICをクリックします。

SoundBlaster 16-16bitを選択します。

CONTINUEをクリックします。

TESTをクリックします。BGMが流れればOKです。

EXIT AND SAVEをクリックします。

CONTINUEをクリックします。

ファイルのコピー

CONTINUEをクリックします。

DONEをクリックします。

EXITをクリックして終了します。

JET FIGHTER FBの起動

JET FIGHTER FBの起動はDOSBoxの画面で

c: エンター

cd jffb エンター

fb エンター

と入力することでJET FIGHTER FBが起動します。

dgVoodooのインストール

JET FIGHTER FBをインストールしたばかりの状態ではまだ3Dfx機能は働いていませんので。Voodoo ラッパーが必要です。

以前はnGlideを使っていましたがどうもGPUの負荷が大きいようなので、最近はdgVoodooを使っています。こちらからdgVoodoo本体をダウンロードします。(2022/10/4時点での最新バージョンは2.79.3)

次にDOSBoxのインストールフォルダから「glide2.dll」を削除して(ここが重要です)おきます。

次にdgVoodooを解凍してできるファイルの中から3dfxフォルダの中の「glide2.dll」をDOSBoxのインストールフォルダ内にコピーします。さらに「dgVoodoocpl.exe」と「dgVoodoo.cfg」を同じようにDOSBoxのフォルダ内にコピーしてインストールは完了です。

3dfxフォルダを開く
Glide2x.dllのみをDOSBoxフォルダ内にコピーする

dgVoodooの設定は下図の通りです。今回はdgVoodooのGlideラッパー機能のみを使うので設定するのはGeneralタブとGlideタブのみになります。

General タブの設定FullScreenに設定ScallingはCenterに設定

Appearance:FullScreen、Scaling mode:Centerdに設定して後はデフォルトでOKです。

Glide タブの設定、Voodoo1に準拠した設定にしている

3dfx Card:Voodoo Graphics、Resolution:1280x1024に設定して(解像度はお好みでOKですが4:3が良いでしょう)あとはデフォルトでOKです。(3dfx Splash Screenはスプラッシュ表示の有無ですチックを外しても構いません。)

3dfxモードでJET FIGHTER FBを起動する。

DOSBoxを起動します。先ほどの通りなら起動と同時にJFFBが起動すると思います。とりあえず「Trainning」をクリックして。CalierLaunchを選びます。

3dfxのロゴが2回表示されます。次にコックピットが表示されて画面右下に3dfxのロゴが表示されていれば成功です。

DOSBoxとdgVoodooの両方でスプラッシュが有効になっていると、Voodooロゴが2回表示されます。

コックピット内の様子、MFDのフォントがカクカクなのが時代を感じさせます。

フィヨルドの上を飛ぶF/A-18、当時はこの霞がかった地上の描写に心躍らせたものです。(ATFやNSUFと違って翼面が動くのが分かります。)

1990年代後半に現れた3dfx。最初に発売されたMonster 3Dのデモには驚きました。それほどGlideの3Dアクセラレーションの効果は群を抜いていたものです。

終わりに

DOSBoxとの組み合わせるGlideラッパーは以前はnGlideを使用していたのですが。nGlideは最近の更新がなくまたGPUの負荷も大きいようなので、現在も最新版の開発が続いているdgVoodooを使用してみました。dgVoodooはWindows上で動作するツールですがMS-DOSベースのJET FIGHTER FBとの組み合わせでもうまく動作しました。

DOSBoxとdgVoodooの関係は下記のようになっていると思われます。

DOSBox(Glide Emulation)>dgVoodoo(Glide Wrapper)>dgVoodoo(DirectX)

DOSBoxがDOSベースのGlideドライバをエミュレートし、それをWindowsベースのdgVoodooのGlideドライバに渡し、最後にdgVoodooがDirecXに変換して出力するようになっているようです。

参考:dgVoodooの使用時にはあまり関係ないとは思いますが、FullBurn1.27パッチが出ています。VoodooカードであるVoodoo bansheeを使用する時にインストールする必要がありました。パッチはPatch Scrollsにてダウロード可能です。(検索はJetfighter III FullBurnで)

次回はDOSVAX3を使った日本語環境でのDOSV版USNFGOLDの設定とインストールについてです。