Voodoo保管機初号機のフロントパネル AUDIOアップデ―ト

Voodooカード動態保存用として管理している初号機のサウンド関連のアップグレードを行った。

Voodoo環境保管用初号機

M/B: ASUS A8V
CPU: Athlon64 3200+ / 2GHz
MEM:DDR PC3200 2GB
SATA:SATA RAID-PCI
VIDEO: Voodoo4 4500 AGP

今回は初号機の弱点であるフロントパネルのヘッドフォン出力とマイク入力ジャックを正常に使用できるようにするのが目的である。M/BのA8VのオンボードコネクタはAc’97仕様の為、PCケースのフロントパネル用HD仕様のコネクタと適合しないためである。

そこで内部オーディオコネクタを持つサウンドカードを使うことで、フロンパネルにHD入出力を正しいものに直すことにした。ただしA8VにはPCI-eスロットは無いので古いPCI規格のボードが必要である。

というわけで、まずは内部コネクタを持つPCIサウンドカードを探すことにした。メルカリで検索してみたがPCI規格のボード自体がまず少ない。見つかったのは「SoundBlaster Xi-Fi xtreme Audio」、「SoundBlaster Xi-Fi xtreme Gamer」、「Asus Xonar DG」の3点である

CreativeのWebサイトからSoundBlaster Xi-Fiシリーズの2点はフロントパネルに接続できるHDタイプの内部ピンヘッダを持つことが分かった。こちらはAsusのサイトで調べたXonar DGは、どうやらAc97とHDを切り換えられるようだ。あとはどれにするかだがWebで調べたところ、Asus Xonar DGとxtreme Audioはあまりゲーム向けではないようなのでxtreme Gamer一択にした。

値段は¥1500、動作確認はできていない、さらに10年近く前に購入されたものとのことである。ジャンクはリスクがあるのでできれば安く買いたいということで、値下げ交渉でやり取りをすること数回。¥950にまけてもらうことに成功。

2日後、ボードが届いたのでさっそく取り付けた。べつに火を吹いたりすることもなくPCが起動した。ただし、まずったのはドライバーのインストールでWindows 7に入っていたSoundBlaster Live!のドライバを無理やりインストールしたことだ。

当然正常には動かないのでCreativeのWebサイトからダウンロードしたドライバをインストールしようとすると対象デバイスが見つからないとエラーになってしまった。よく見てみたらxtreme Audioのドライバーだった。

気を取り直してxtreme Gamerのドライバをインストールしようとすると「もっと新しいドライバが存在します」との気になるメッセージが表示されてインストーラーが終了してしまう。再起動してもドライバが当たらないという事態になった。

どうも今まで使っていたSoundblaster Live!やAudigyなどのドライバが残っているか、リソースの割り当てがうまくいっていない模様、取り付ける前にCMOSクリアしておいた方が良かったかと思いつつ、とりあえず古いドライバをアンインストールしようとするが進捗を示すバーが全く動かないためあせって思わず再起動をかけてしまった。

スタートアップ修復がかかってさらに起動に時間がかかる。ようやく修復が終わってもう一度古いドライバの削除を図ったが今度は成功した。ようやく正しいドライバをインストールすると、インストーラーが現在のドライバを削除するかどうかを聞いてきたので削除を選んで続行したところ正常にインストールが終了し、再起動すると今度はめでたく起動音が出たので完了。